不登校生徒のための私立中学校
東京都葛飾区に2007年4月
不登校の生徒のための私立中学校
「東京シューレ葛飾中学校」が開校しました
同校は、さまざまな事情で学校に通えなくなった子どもたちを支援している
NPO法人「東京シューレ」(奥地圭子理事長)が設立母体
フリースクールを運営する法人が中学校を設立したとして
注目を集めています
東京シューレは1985年に設立され、本部は東京都北区にあり
新宿、大田、千葉県柏市でフリースクールを運営されています
また在宅教育など不登校児童、生徒も幅広く支援しています
1999年には東京都からNPO法人の認可を受け
国内では、最大規模のフリースクールとして、各地の団体との
ネットワークづくりにも中心的な役割をになっています
奥地理事長は
「海外ではフリースクールが正規の教育機関をして認知されています、
私達も日本の公教育に参入できないものかと以前から考えていました」と語っています
東京シューレ学園は葛飾区から廃校となった小学校を借り
2006年11月に認可を受けたものです
同校の一日は通常の学校よりゆっくりで
登校時間は午前9時40分
毎日の授業時数も4時限まで
学校教育法では年間の授業数は980時間と決められているが
同校の場合、文部科学省から「特別の教育課程編成実施指定校」に認定され
カリキュラムの緩和が認められた(年間770時間)
国語、数学、英語は学年別で学習し、その他の教科・活動は
学級にあたる「ホーム」で行なう
ホームは各学年混合で3つに分かれ、1ホームを3人のスタッフで担当しています
成績の評価も数値によるものではなく、文書表現による評価です
毎週木曜日は通常の授業ではなく「いろいろタイム」として
社会見学やものづくり、職業体験などにあてています
奥地理事長は
点数競争ではなく、体験の中でこそ子どもは豊かに育つと考え
1学期を振り返れば、私達が「頑張り過ぎでは」と思うほど
子ども達は張り切って登校しているのをみると
「今度こそ楽しい学校生活を」との期待を抱いていたのでしょうと語っていますが
5月連休が明けたころには、休む生徒も増えたが
これは当初から想定していたことで、それでも自分のペースをつかんでくれればいいのです
無理な登校より、休む事も大事。私達は在宅教育の経験もありますから
そちらの方でフォローも可能です
今後は高等部の公教育参入にも挑戦していき
子ども達が安心して過ごせる居場所づくりに今後もエールを送っていきたい
と語っています
公明新聞(7月)より