失敗に負けない子に

失敗することの意味と、失敗に負けない力を育てる

 今回は北海道教育大学・伊藤進教授のお話を参考にしました

間違えながら学ぶ大切さ

子どもと失敗の関係

最近の若い人との接点を通して、失敗を徹底的に避ける風潮がある

チャレンジをしない人が多く、中学・高校はもちろん、場合によっては
小学生の中学年くらいから、その傾向があります

新たな挑戦をできるだけ回避し、失敗しないように心がけているという事です

授業で問いかけた時、答えたがらない人も多くなった
色々と考え「もしかしたら」と思ったことがあったとしても
自信がなければ発言しない

それは、「違う」と言われることを嫌がっているからだそうです

学校は「間違えるところ」で、間違えながら様々なことを学び
将来に生かして行く所なのですがね・・・

しかし、現代は、教育の場でも「間違えないようにする」事が大切に
思われる環境になっているようになってきているようです


人間関係においても同じ傾向

人間関係でも大人も子どもも「失敗したくない」気持ちが強いため
結局、浅い関係・表面やいい面しかみない関係になりがちで
これは、何かトラブルが起きればすぐに壊れ、修復も困難になってしまいます

人間関係において、けんかは重要なコミュニケーションですが
最近では、本当に縁を切ってしまうので、下手にけんかもできないように
なってしまいました

なぜこのような傾向になってしまったかは
複合的な要因がありますが、大きなポイントの一つは
評価のあり方が揚げられます

いわゆる「いい子」が高く評価されますが、これは、大人の前だけ
「いい子」でいる子を増やしているようです

しかし、人間は「いい子」はかりでいられるわけがないですよね
自身の陰の部分も出す機会も必要です

子ども達が、自然の流れの中で「いい子」も部分も「悪い子」の側面も
出せれる環境にしなくてはいけませんね

かつての学校での評価は「学業」と「生活態度」の一部が主でしたが
今は「関心」「意欲」「態度」といった心の問題にまで踏み込んでの評価で
子どもの全部を評価しようといています

子どもの立場に立ってみれば、失敗しづらくなってきています

今後、大人たちは方針を検討しなければなりませんよね


「かわいい子には旅をさせろ」
「獅子は、わが子を千尋の谷に突き落とす」という言葉がありますが
これは、日本の文化であり、子育ての知恵でもあります
それが、最近では薄れてきているようです

子育てとは、子どもを「自立」の方向に向かわせる事です

その為には、失敗しながらそれに耐えて生きていく力が大切です
この事を「失敗耐性」と呼び「生きる力」の重要な部分となります

私達は失敗を避けては生きては生けないし、失敗を恐れて
挑戦しなければ、成功もありえません

失敗耐性を身に付けるためには理屈や知識では身に付きません
残念ながら、失敗を経験する事でしか身に付かないのです
ですから、
失敗しても良い機会と安心感を子どもに提供していくことが最も大切に
なります

つまり、失敗させないと、生きるために必要なものが身につかない
という事になるという事ですね

失敗させないのは、結果的に子どもに失敗を乗り越える力がないと
決め付けているのと同じになってしまいます

子どもには、「育つ力」があるので、親はこの力を信じ
「距離を置いて見守る」くらいの気持ちでいて下さい

その見守りの中で、子どもは心身ともに成長していきますから!

子どもは失敗しながら学び、チャレンジする力を発揮していくはずです!

親も「失敗は大切だ」に気づくと子育てにおいて、随分楽になるので
神経質にならず距離を少しおき、アバウトになる事も大切では
ないでしょうか

愛情を通して、生命の尊さを伝えてたり、人としての基本的な事は
徹底的に教えてあげて下さい